展示航走
本番レースの直前に、レースに出走する各レーサーが、予想の参考やボートやモーターの調子をお客様に見てもらうために、コース取りとスタートの練習を行い、全速力でレースコースを2周します。これが展示航走です。展示航走には、スタート展示と周回展示と呼ばれる2種類の展示があります。
スタート展示
スタート展示とは、次のレースに出場するレーサーたちが本番のレースを想定したコース取りとスタートを行うことです。。ボートレースの場合、艇番と進入コースが異なることも少なくないため、予想には欠かせない直前情報です。 |
周回展示
周回展示とは、主に旋回の調子や直線の走りを本番レース前にお客様に見せる展示のことで、競馬でいえば「パドック」のようなものである。周回展示に参加しなかった艇は本番レースにも出走できないため、レースに出場するレーサーは必ず2周(荒天候時は1周もある)の周回展示をすることが義務付けられている。 |
発売
展示航走が終わると、そのレースの舟券が発売開始となります。出場ボートレーサーの力量やモーターの成績、展示航走での気配、それに配当などを考え合わせて予想し、マークシートなどで舟券を購入します。発売時間は、一般戦の午前中のレースでは20分弱と短いですが、大レースの優勝戦では30分以上など、レースによって異なります。各レースの発売締切時刻は、出走表に明記されています。
本番レース
締切後、いよいよスタートです。白熱のレースをお楽しみください。
ピットアウト
レースに出場する6艇が待機している「ピット」から一斉に6艇が飛び出します。これを「ピットアウト」といい、1号艇は一番有利な1コースを取りやすい。 |
待機行動
自分が得意、あるいは勝てそうなコースを狙って各ボートレーサーが駆け引きを行います。しかし、無理にインに入ってしまうとモーターは止めることが禁止されているため、艇が進み助走不足になるので逆に不利になってしまうこともあります。 |
スタート
6艇が一斉にスタートラインへ向かい動き出す。大時計の針が12時から1時の間でスタートしなければならず、0.01秒でも早いとフライング(F)、1秒以上遅れると出遅れ(L)となり、その艇に関係する舟券は返還されます。 |
1周1マーク
ボートレースの醍醐味は何といってもこの1マーク!インのボートレーサーはターンマークを見て先行できそうなターンを、外のレーサーは勢いをつけた全速のまくりをと、様々な手を使い最初にここを回ろうとする。まさに勝負どころ、一番の見どころといえます。 |
2周2マーク以降
ボートレースの場合はどうしても後ろを走っている艇は、先行艇の引き波の影響を受けてしまうため不利になります。しかし、熾烈な2着争いや、時には1着の逆転も見られ、水面では最後まで気の抜けない勝負が繰り広げられます。 |
ゴール
3周2Mを回ったらあとはゴールラインを通過するのみ。ゴールラインはスタート位置と同じ場所です。2着、3着は接戦になることも多く、ゴールまで目が離せない!?この時、ゴール順位が微妙な場合は写真判定になることもあります。 |